湧き水めぐり〜京都市伏見区〜飲める・汲める・電車で行ける名水スポット

先日、おいしい水を求めて京都まで湧き水を汲みに行ってきました。

去年に訪れた水無瀬神宮の「離宮の水」(大阪・島本町)の美味しさに感動し、またどこかの湧水スポットへお出かけしたくなったのです・・・。

 

私が求める湧き水スポットの条件

  • 電車やバスなど公共機関で行ける場所
  • 飲める水
  • 自由に汲める

これを条件に調べてみると・・・

京都市内にたくさんあるんですね。こんなアクセスが良い場所に、数多くの湧水スポットがあるなんて。

これを知った私はテンションMAX状態にw 

ということで、早速行ってみることに。

京都に湧き水スポットが多い理由は?

なんと、京都盆地の地下に巨大な水瓶のような湖があり、

  • 水の総量=211億㎥(琵琶湖の8割)
  • 広さ=東西12キロメートル、南北33キロメートル
  • 深さ=南部に行くほど深く、最深部は約800メートル(かつて存在した巨椋池の下)

に及ぶのだとか。

出典:http://feynmanino.watson.jp/5862_Yodo.html

琵琶湖からの水が宇治川を通じて流れ込み、京都の伏流水(地下の砂や小石、岩盤などの隙間に浸みている水)となる。

水の出口は、天王山(大山崎町)と男山(八幡市)の間の1ヶ所のみ。ここはちょうど桂川、宇治川、木津川の3川が合流し、淀川になる地点だそう。

 

へぇ〜京都の地下に巨大な湖があるなんて…知らなかった。

 

ということで、空のペットボトル数本をリュックに背負っていざ出発♪

マスク着用での電車移動はキツかった

と、その前に、いま電車に長時間乗るのはちょっとキツイと感じた。全員マスク。座席の間隔が空いてるにもかかわらず全員きっちりマスク。

くしゃみや咳が出そうな時以外はマスクをずらしてのは私ひとりだけ。こいつマナー悪いやっちゃなと思われてたんだろうな。

みなさんTVニュースやメディアに洗脳されちゃ〜いませんか?テレビは処分しちゃったので、どんな情報が流れてるのか知らないけど、もう違和感しかない。

 

皆きちんとマナー守ってるだけちゃう?

そうね…でも自分の吐いた空気をまた吸うのはゴメンでやんす。

 

あ、話が逸れましたw

 

御香宮神社の「御香水」〜京都市伏見区〜

まずは、多くの湧き水スポットが点在する京都市伏見区へ。

最初に向かったのが、名水百選にも選ばれている御香宮神社の「御香水」

場所は、近鉄「桃山御陵前」駅から徒歩3分、京阪「伏見桃山」駅からも徒歩5分という好立地。

「桃山御陵前」駅の改札を出て左を見るとすぐ、道路にデーンと立つ鳥居が見えるので、場所はすんごく分かりやすかった。

御香宮神社

御香宮神社

御香宮神社の参道

御香宮神社・参道

御香宮神社の張り紙・コロナによる鈴の緒と手水所の柄杓の撤去

コロナ感染予防対策。鈴の緒と手水所の柄杓を撤去

本殿向かって左奥にある御香水汲み場

本殿向かって左奥にある「御香水」汲み場

土曜日の10時頃。週末なのにコロナの影響なのか、人が少ない。水を汲みに来ている人は私の前に1人だけ。ちょっと以外。

 

「御香水」はかつて水質が悪化したことがあり、取水を一時停止(2011年7月〜10月)していたが、濾過機を設置することで水質が改善されたそう。

コロナ感染防止対策の張り紙には、

  • 汲める水は1回につき約6L
  • 1グループ1人まで
  • 手水をされる方優先
  • お水を飲む時以外はマスク着用

など書かれてありました。

お水はちょろちょろ出ているので、ペットボトル(2L)を満タンにするのに少し時間が掛かった。

後ろに誰か来たら焦るわ〜。はよ満タンなって〜♪

誰もいなかったのでよかったけど、小さめのペットボトルにしたほうが良いなと感じました。

 

鳥せい本店「白菊水」〜京都市伏見区〜

次に向かったのが、鳥せい本店の「白菊水」。御香宮神社から徒歩10分ほど。

鳥せい本店の白菊水

鳥せい本店(鳥料理専門店)のガレージにある「白菊水」。ボタンを押すと一定の水が出る形式。

近くまで行ってみると・・・

鳥せい本店の白菊水・コロナ対策で給水中止

なんと、コロナの影響で給水停止中。

いやーん残念!コロナ落ち着いたらまた来よう。

 

藤森神社「不二の水」〜京都市伏見区〜

次に向かったのが、藤森(ふじのもり)神社の「不二の水」。

鳥せい本店から京阪「伏見桃山」駅へ(徒歩5分)。2つ目の「墨染」駅で下車。駅から徒歩5分ほどで到着。道もわかりやすかったです。

藤森神社1

藤森神社

勝運・学問と馬の神様として知られ、競馬関係者も多く訪れる神社。アジサイも有名。

藤森神社の鳥居をくぐった所

藤森神社・参道

藤森神社の本殿前

藤森神社・拝殿前

拝殿左の神馬像と手舎水

神馬像と手舎水(拝殿前の左側)

拝殿をそのまま進むと本殿へ(写真撮り忘れ)。本殿の右側に「不二の水」の汲み場があります。

本殿向かって右側に「不二の水」

「不二の水」汲み場(本殿向かって右側)。水量多めで嬉しい♪

「不二の水」は「2つとないおいしい水」という意味。地下90mから湧き出る神水で、とくに勝運を授ける水として信仰されているとのこと。

土曜AM11時頃。こちらも人が少なく、お水を汲むのに並ぶ人ナシ。私の少しあとに1人汲みに来てた程度。水量が多く、ペットボトルに素早く汲めました♪

本殿と不二の水の間にある藤森七福神

藤森七福神。「本殿」と「不二の水」の間にある。癒やされます♡

藤森神社の宝物殿公開中の看板

宝物殿。見学無料

「宝物殿」馬の博物館。

宝物殿正面

宝物殿正面。

戸が閉まっていて入りにくい雰囲気だけど、館の中に入ってみるとスタッフがおらず、自由に見学できる感じ。靴を脱いで見学。撮影不可(一部のみ撮影可)

鎧、刀剣、銃、大筒などの古武具や武器のほか、世界各国の馬のミニチュアや民芸品などが展示されていた。あとで調べると、見どころは南北朝時代の重要文化財「大鎧」なんだとか。

 

 

 

このあと、まだまだ行きたい湧き水スポットがあったのに、汲んだお水が重たすぎて帰宅することにw 欲張って汲みすぎちゃった。

バカじゃないの?

おまえもな

伏見名水スタンプラリー

こんなイベントあったんだ。来年も開催されるなら参加したいかも。

伏見の町の10箇所の名水をめぐるスタンプラリー

お味の感想

ペットボトルに汲んだ不二の水と御香水

汲んだお水。左4本:不二の水(約2.2L) 右1本:御香水(2L)

「御香水」「不二の水」ともに、まろやかで何の混じり気もないピュアなお水といった感じで美味しかったです。

2つの味の違いは、う〜ん、あまりわからない^^ 同程度に美味しかったし、浄水器の水とは全然違うのだけはハッキリ分かったかな。

お水沸かしてコーヒーも淹れてみたら、まろやかで香りもいっそう引き立つ感じ。お水ひとつで変わるもんだなぁと、しみじみ。

しかし、生で飲んでると、まろやかで美味しく感じる時もあれば、後味に苦みをビミョ〜に感じる時もあった。ほんとにほんとに若干だけど。これは、その時の体調や、お水を飲む前に食べたものの影響などがあるのかも。

なので、他人がおこなう水の評価などを鵜呑みにせず、自分で確かめるのが一番良いなと思います。

湧き水の注意点

【湧き水は生で飲まないほうがよい?】

湧き水や井戸水は、沸かしてから飲んだ方が良いとも言われています。

理由は、

  • 湧水地周辺の環境保全状態や、地質に含まれるヒ素やフッ素が湧き水に混じる可能性など…さまざまな要因によって、湧き水の水質に問題が発生する場合がある。

なので、湧き水を生で飲む場合は、定期的に水質検査をおこなっているか確認するのがベター。ネットなどで調べても、わからない場合は自治体や神社に直接確認するのがよさそうですね。

 

【持ち帰ったあとの菌繁殖のほうが問題】

わずかな細菌が検出された水は、その場で飲むには問題ないが、持ち帰って保存した場合の菌増殖が問題となる場合が多いそうです。

 

しっかり除菌した容器に入れて、なるべく早く飲むようにしよう。

 

 

ちなみに、今回汲んできた「御香水」「不二の水」いずれも数日間かけて「生」で飲んだけど、大丈夫でした。

「御香水」は濾過機が設置されてるし、「不二の水」はネット情報では生で飲んでも大丈夫とのことだし、「ふたつとないおいしい水」という意味なので問題ないでしょう。(え?なにその理由w 適当すぎ)

※湧き水を生で飲む場合は、あくまでも自己責任で^^

さいごに

ということで、湧き水めぐり楽しかったし、いい運動になったし、カラダも喜んでる感じで、やみつきになりそう♪美味しいお水をいただけて感謝です。

 

趣味になりつつある「湧き水めぐり」・・・まだまだ続く。(予定)