奈良国立博物館にて、2019年10月26日~11月14日開催された第71回「正倉院展」の感想と失敗談。
毎年、開催時期を逃してしまってたのですが、今年ようやく行けました。
毎年、人気で大混雑の正倉院展。入館するのに順番待ち必須ですが、人混み大嫌い人間としては、どうにか混雑を避けたい…。
夕方は比較的空いてると聞いて、その時間帯を狙って行くことにしました。
夕方に購入できるお得な当日券(オータムレイトチケット)
夕方から購入できる「オータムレイトチケット」という当日券があるんですね。
このチケットの特徴は、
①一般チケットより安い
- 一般チケット:1100円(前売り&団体は1000円)
- オータムレイトチケット:800円(当日夕方に販売)
一般チケットより200〜300円お得になります。
②待ち時間がない
ゆっくり観れるうえ、割引価格で入館できるのって嬉しすぎます。
ただし、時間に制限があり、閉館の1時間30分前(月~木曜は16時半から、金~日曜・祝日は18時半)からの入館になります。

時間制限ありますが、1時間半もあれば余裕で観れると思います。
ということで、正倉院展へ向かったのですが、早速ボケをかますことに・・・。
そう、タイトル通り「オータムレイト」の時間帯を間違えて行ってしまった問題。
いざ会場へ
近鉄奈良駅から歩いて会場(奈良国立博物館)へ。正倉院展の影響もあってか、道中は土日並みに人・人・人。ヒトだらけ。
会場へ向かう前に、駅前の「東向き商店街」にちらっと寄ったのですが、「ここは中国かよ?」と思うほど中国人だらけ。日本語ほとんど聞こえてこなかった笑。
そして、会場に着いたのは金曜日の16時20分頃。
と、その前に、会場前にはかわいい鹿ちゃん達が。写真パチリ。

1頭目 鹿ちゃーん、こっち向いてくださーい♡

2頭目 お願い、こっち向いて〜♡

3頭目 ちょっと〜こっち向いてってば!

4頭目 こっち向けや!!!
どの鹿も草食べるのん必死のパッチの図。かわいいお顔撮れずw
どうやら夕食タイムだったみたい。
鹿って草や葉を1日5キロほど食べるんですって。すごい量ですね。なので1日の食事時間もも長い。朝と夕方にモリモリ食べて、お昼は休憩してることが多いんですって。(どうでもいい情報)

会場前の飲食ブース(テント内で飲食できます)

飲食ブース(薬膳弁当)
横に無料休憩所テントもありました。
「オータムレイトチケット」金曜日は17時半〜販売です
そして、会場前の販売所でオータムレイトチケットを買うことに。(入場時刻の1時間前=15時30分から販売)
しかし、一般チケットしか売ってない…why?
案内係の若いお兄さんに聞いてみた。

オータムレイトチケットはどこで買えますか?

オータムレイトは17時半からの販売になります

え?15時半からじゃないんですか?

今日は金曜なので17時半からです。15時半は月〜木曜日になります。

あ〜〜〜そうなんですね!(苦笑)
そう、金曜のオータムレイトの入場は18時半(チケット販売17時半)からw
平日なので16時半から入場できると思い込んでました。
もうショックで自己嫌悪。アタマ大丈夫なんか?私。ボケるには早すぎますぜ。
幸いにも待ち時間なしだったので、会場前のブースで一般チケットを購入(カード払い)して、とっとと入場しましたw

第71回・正倉院展チケット

正倉院展・案内図
館内の様子
館内は明るい感じかと勝手に思ってたのですが、薄暗いムーディーな感じでした。
(展示物が光の影響で劣化しないようにするため)
待ち時間はなかったものの、館内は多くの人で賑わってました。
ですが、各展示物は全て1列目(ガラスケース前)でじっくり見れましたよ。
人が多く集ってる展示物でも2列目まで。すぐ1列目の人がどいてくれるので、全てのお宝が1列目(ガラスケースの真ん前)で見れました。
【音声ガイドも利用できる】
・日本語プログラム(通常版/東大寺博士のまるわかりガイド)
・外国語プログラム(英語・中国語・韓国語)
の音声ガイドがご利用できます。(各バージョン共に1台税込550円。館内の音声ガイド受付にて)
※第71回(2019年)正倉院展の情報です。内容は毎年変わるかも?

音声ガイド(ヘッドフォン)を付けてる人がちらほらいらっしゃいました。文字を読むのが苦手な人や展示物を詳しく知りたい人は音声ガイドが便利ですね。
印象に残った展示物
①螺鈿箱(らでんのはこ)
出典:ぱ〜ぷる
貝殻、金、水晶などで装飾されたもの。やはりキラキラ綺麗なモノにひかれます。
②粉地彩絵発覚几(ふんじさいえのはっかくき)
出典:九州国立博物館
ヒノキで作られた仏への献物台。彩色(グラデーション)が綺麗でした。
③衲御礼履 (のうのごらいり)
出典:ぱ〜ぷる
聖武天皇が履いたものとされる儀式用の靴。
表面:赤く染めた牛革。内面:白い鹿革。飾りは真珠・ガラス・水晶など
足のサイズ何センチやねんってくらい、すんごく大きかったのが印象的。タビ(靴下)何枚も重ね履きして履いてたのかしら?謎。
ちなみに靴のサイズは、長31.5 爪先幅14.5 高12.5
その他、香炉や木琴なども美しかったし、聖武天皇の衣装?一見地味なベージュの布だけど、よ〜く見ると繊細に織られていて、ちょっと感動しました。
鑑賞の所要時間(オータムレイトの場合)
オータムレイトの時間帯だと30分〜1時間で鑑賞できそうです。
私の場合、全ての展示物を観るのにかかった時間は約30分でした。
毎年60点ほどの展示物ですが、今年は40点ほどだったので、早く観れたのかもしれません。(今年は同時期に東京でも開催されているため、出展数が少なかったのかも)
お土産コーナーも
お土産(正倉院展の限定グッズ)コーナーもありました。
場所は、
- 西新館1F(正倉院展の入場者のみ)
- 博物館の地下回廊にあるミュージアムショップでも一部のグッズが購入できるようです。(正倉院展に入場しなくてもOK)
ハンカチ、手ぬぐい、ものさし、手鏡、クリアファイル、マスキングテープ、キーホルダー、しおり、エコバッグ、缶入りのお茶、チョコ、・・・などなど。
私は手鏡のキラキラ装飾が綺麗だったので、欲しいなぁと思ったのですが、小さい手鏡しかなかった(大きめが欲しかった)のであきらめました。
ささっと目を通しただけなので、次回はもっとゆっくり見たいです。
混雑を避けるなら
- 夕方(オータムレイト)
- 雨の日(雨の日でも団体ツアー客は訪れるので、ランチタイムを狙うのが良いかも)
- 初日(土曜)も比較的空いていたもよう
が狙い目かと思います。
時間帯としては、どの曜日も閉館の2時間前くらいになると比較的並ばずに入場できるようです。
ちなみに私が行った日(金曜)は閉館の3〜4時間前で「待ち時間なし」となったもよう。ラッキーでした。
twitterで待ち時間(30分ごとに)確認できます↓
https://twitter.com/shosoin_bot
来年行くなら(持っていきたいもの)
細かく装飾されたお宝が多く、その模様をバッチリ観るには、単眼鏡があれば便利だなと思いました。(双眼鏡だと2〜3メートル以上離れないとピントが合わない)
実際、単眼鏡を持参している人もチラホラいました。
正倉院展には4倍で見える単眼鏡が良いという情報がありました。
もし持参するなら、これを買うかも。
しかし、年1回の正倉院展のために単眼鏡買うってどうかしら。ちょっと考えます。
いっそのこと、美術鑑賞を趣味にしようかしら^^

会場を出た時はもう夜空
正倉院に保管されているお宝は約9000点。来年はどんなお宝が展示されるのでしょうか。
皆さまも正倉院展に行かれる際は、金曜日のオータムレイトの時間帯、どうかお間違えのないように! (え、ワタシだけ?)