「失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!」という本が面白そうだったので読んでみました。
この本の対象年齢は10歳から。イラスト付きで、難しい漢字は使わず、漢字全てにふりがなを振ってあります。
ですが、大人でも十分楽しく読めます。文章がわかりやすく面白い。偉人たちの失敗談だけでなく、人生の教訓的なことも書かれてあり、なかなかタメになりました。
トーマス・エジソンの序文から
各人物紹介の前に、「発明王」とも「失敗王」とも呼ばれるトーマス・エジソンの序文から始まります。
たとえ1000回失敗しても、「1000回うまくいかない方法を発見した」だけのことじゃ。
これ、有名な格言ですよね。ずば抜けたポジティブ思考。さすが天才^^
紹介人物は24名
- ライト兄弟
- 二宮尊徳
- ココ・シャネル
- ダリ
- ベーブ・ルース
- 夏目漱石
- フロイト
- 与謝野晶子
- ベートーヴェン
- スティーブ・ジョブズ
- 手塚治虫
- アインシュタイン
- オードリー・ペプバーン
- 孔子
- ノーベル
- ドストエフスキー
- ピカソ
- 野口英世
- 黒澤明
- ダーウィン
- マッカーサー
- ウォルト・ディズニー
- カーネル・サンダース
- お父さん・お母さん
計24名の功績と失敗談。
締めくくりが「お父さん、お母さん」ってのがお見事^^
子供(みんな)を育てるのがいかに大変かということ、みんなのことを愛しすぎるが故に怒りすぎたり失敗もあるということが書かれてあります。
あと、ピカソの作品数って13万点以上もあるんですね。調べてみると約15万点という情報も。1日平均すると5作品の計算になるらしい。すごいパワー。
あと、色々かきたいけれど、
ネタバレになるので控えておきますw
この本の中で印象に残った部分
・各偉人の紹介文の最後に人生の教訓的なことが書かれてあるのですが、これがけっこうタメになる内容だった。もし自分に子供がいれば、この本買って読ませたい。
・あと、「スペシャル特集」というのが途中で4つ入っていて、その中で「地球の失敗」というのがあり、その失敗というのが「人間」だということ。食物連鎖のしくみから完全に抜け出し、食べるばかりで食べられることのないのが「人間」で、自分たちが住みやすいように山を削ったり、工場から出る煙で太陽を見えなくしたり、自然のしくみを狂わせる存在・・・ということが書かれてあったこと。
地球環境を破壊し続けてる人間って、何のために生きてるんやろって、考えてもわからんことをついつい考えてしまいました。
もう1冊の「失敗図鑑」
「失敗図鑑」って、もう1冊別の本があるんですね。こちらでは偉人240人も紹介してるんだ、わぉー見てみたい。早速、図書館で予約しました。
まとめ
私自身があまり歴史に詳しくないので、この偉人ってこんな失敗してたん?と知らないことが多く、けっこう勉強になりました。
対象が10歳からということと、私のアタマが小学生というのもありますが、文章がわかりやすく魅力的なので著者(大野正人さん)がどんな方か知りたくなった。けど、あまり情報なかったのが残念。
そして、偉人たちの失敗に比べれば自分の失敗なんてちっぽけやな〜と。よっしゃー、まだまだいっぱい失敗するでー^^
ムダな失敗してもたな〜なんて落ち込まず、ポジティブに受け止めて、再チャレンジ。ババァになってもチャレンジ、チャレンジ。
図鑑って楽しいですよね。どんな図鑑があるんやろって調べてたら、「うんこ図鑑」とかありましたよ^^ なんでもアリですね。
ちなみに私が一番好きなのは深海生物の図鑑かな。あの不思議な生物を見るとなぜかワクワクします。
去年「深海生物検定」なんてのが出来たようなので、受けてみようかしら。
皆さんはどんな図鑑がお好きですか?