今住んでるのは築40年以上の古家。まだまだリフォームしたい箇所はたくさんあります。
今まで何度か部分的なリフォームを経験してますが、毎回、業者選びに苦労するし、仕上がりにも多少の不満が残る…皆さんはどうですか?
リフォームやリノベってかなりの労力使いますよね。もうリフォームで失敗しないようにと、今回読んでみた本がコチラ↓
「徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと」
人気ブロガー・ちきりんさんの著書です。
この本の最大の特徴は「徹底的に顧客目線で書かれていること」
ちきりんさんが、実際にリノベをするにあたり、知りたいのに見つからない情報もたくさんあったので、自分の体験を通して得られた多くの学びを「これからリノベする人」にも共有したいと書かかれた本。
顧客目線でかなり詳しく、わかりやすく書かれてるので、とても参考になります。
私がこの本の中で一番印象深かったのは浴室リフォームの注意点(バスタブの位置関係)に関してですが(この本を読んだ人にはチョット意外な点かも)、その他にも勉強になったことがたくさんあったので、まとめてみました。
どんな人に役立つ本?
①リノベしたいが、どこから始めればよいのかわからない人
②新築 or 中古+リノベかで迷ってる人
③収納に悩んでる人、物が片付かない人
④リノベ業界で仕事をされている方(顧客の気持ちがわかる)
⑤ちきりんさんのお部屋を覗いてみたい人
ビフォー&アフターの間取り図やお部屋の写真をフルカラーで多数掲載されてます。
なにより生産性を重視してリノベした結果、玄関土間や廊下、トイレのドアもない常識破りのお家に変身。収納場所も自分の生活動線を考えて決めたことで、圧倒的に片付きやすくなったそうです。
ちきりんさんの個性的なお家を覗いてみたい方はぜひ^^
あと、ちきりんさんがリノベしたのはマンションですが、戸建てリノベを検討中の人にも参考になることがたくさんあるとのこと。
あと、全体的なリノベではなく、部分的なリフォームを検討中の人にも参考になる箇所がたくさんあります。
本の内容
- リノベ前に絶対に知っておきたい3つのこと
- リフォームとリノベ―ションの違いって?
- リノベ会社の5つのタイプ
- ワンストップサービスのメリットと注意点
- マンションならではのリノベの制約とは?
- 平米単価の「ざっくり予算」
- 個別相談のリアルな事例
- 工事とその後のスケジュール
- 現地調査って、なにするの?
- 見積書の見方がわからない!
- 助成金を申請するときの注意点
- 引越より不用品の処分が大変!
- 自宅をリノベ中の住まいはどうする?
- リノベで「親の家」問題も解決できる
初めての人が絶対知っておきたい8つのこと
ちきりんさんが実際感じた8個の疑問とびっくりしたこと。
【リノベのここがわからない!8個の疑問とびっくり】
- 新築か中古+リノベか、それが問題だ?
- 何もわからないのに予算を聞かれても困ります!
- リノベ会社の選び方がわからない
- 各社の答えがバラバラ!?
- 見積書の読み方がわからない!
- えっ!近隣の同意書が必要!?
- 助成金の申請はお早めに(契約前に申し込まないともらえない)
- 引越とゴミ処分が超大変!
個人的に勉強になったこと
①リノベ会社選択の判断基準
「リノベを一緒に進めていくパートナーとして不安はないか、ともに働きたいと思え、問題が起こっても協力して解決していけそうな人や会社か」
問題が起こることは当たり前なので、問題が起こったときに「うまく解決できるか」「解決のプロセスが合理的で納得性の高いものになりそうか」
提案された間取りや見積り額ではなく、特に大きなトラブルが起こったとき、この人やこの会社はどんな対応をしそうかな?のほうが大事
②相性が大切(突っ込んだ話ができるか、話していて楽しいか)
ちきりんさんが個人的に感じるのは、相手が一方的に長々と話すことは論外で、途中でイライラしないかがポイントだとか。
③相談することはある程度まとめておくこと
個別相談の直後に、担当者の印象・話した内容や時間をメモしておく(あとからの比較に役立つ)。個別相談で長時間かかった会社は好印象だったそうです。
④2つの予算を用意して、プランを出してもらうよう聞いてみる。(いくらで何ができるのかを理解するのに役立ちそうだから)
ちきりんさんは予算のプロセスをもう一度やり直せるなら、2つの予算を用意するのが良いと感じたようです。
⑤複数業者に異なる予算を伝えないこと。(意味がない)
⑥見積もりより高くなることがある(既存の壁や床をはずしてみないとわからないことがある)
- 予算をきちんと守りたいなら、その分、安く出来る場所を探すこと。
- 「10万以上の追加費用が発生する場合は、必ずメールなど文書で確認する」といった合意を、契約時に交わすという方法もある
⑦どれくらいかかりますか?ではなく、◯ヵ月で終わらせたいと伝えるほうがいい

自分の意思を前もって、ちゃんと伝えたほうが良いですね。
⑧「◯◯工事一式◯◯万円」といったどんぶり勘定の会社はダメ
↑コレ、私も経験あります。昔に依頼した水道工事業者。水道管が漏れてたせいで、キッチンの床や流し台の底が抜けてしまい、急遽リフォームした時のこと。初めてのリフォームだったので、見積もりの書き方など知識がなかったのです。
で工事が終わり、支払いを終えたのちに、「ちょっとリフォーム金額高くない?工事一式◯◯円って具体的になんなん?」と(気づくのが遅いアホです)。で、この「工事一式」の詳細を電話で聞いてみたら、「またのちほど連絡します」と言われ・・・数日経っても連絡来ず。再度連絡しても結局曖昧にされて教えてもらえず、やりとりに疲れてしまい「もういいや」と泣き寝入り。

この水道工事会社にはもう2度と頼まない。担当の人、とても愛想よかったんですけどね。私は人柄が良さそうな人に騙されやすいようですw みなさまも「◯◯一式」にご注意ください。
⑨ショールームで商品を選ぶと、誰でもかなりの確率で、相当に高価格な商品を選ぶことになる
ちきりんさんもこの作戦に引っかかったそうです。
あと、使ってみたらイマイチだった設備も多々あったので、今後は10万以上するものは、試してから購買判断ができるようになってほしいとのこと。
⑩フローリングの選択
無垢材のような自然素材は温度や湿度によって膨張&収縮するため、張るのに何倍もの時間がかかったり、ペリンボーン張りなどの特殊な張り方では無駄な端材が大量に発生するので、床材を多めに購入しなければいけない
- 突き板 平米1万
- 無垢材 平米4万(4倍の差)

なるほど。自然素材のフローリングは、材料費のほかにも人件費がかかりそうですね。無垢材に憧れてたけど、ちょっと考え直そう。笑
一番印象的だった「浴室リフォーム」の注意点
- 利き手とバスタブの位置関係
右利きの場合:バスタブに向かって左側に水栓&シャワーなどある方が、お湯をくみやすい。

なるほど〜!これは考えたことなかった。水栓の前でお湯をよく汲むので結構重要かも。
普段バスタブからお湯を洗面器で汲むことがあまりなかったり、シャワーだけの人にはあまり重要ではないかもしれませんが・・・
本書の中で一番なるほど〜と思った箇所でした。ちょっと意外!?
皆さんはこの件ご存知でしたか?
まとめ
個人的に勉強になった箇所を挙げましたが、顧客目線でかなり詳しくわかりやすく書かれてるので、これからリノベーションやリフォームを予定されてる方には、大いに参考になる本だと思います。
皆さまにも新しい発見があるはず。気になる方はぜひ読んでみてください。